革修理｜岐阜県の革修理なら革研究所 大垣店

こんばんは。当店も早いもので本日で開業から丸々５年になります。これもひとえに当店を信用していただきご相談、ご依頼をいただいたお客様、そして当店を応援くださっている仕事の仲間や関係各社の方々のおかげです。私一人の力では何もできなかったと痛感しております。これから６年目に入っていきますが、初心を忘れることのないように日々技術向上に努めてまいりますのでよろしくお願い致します。

 

さて、今回はブーツになります。Tony Lama トニーラマのウエスタンブーツのクリーニングになります。しばらくしまっておいて、履こうと思いだしてみたらブーツ全体に白カビがついていたとのことでした。しまわれていた環境はわかりませんが、おそらくカビが育つのに適した環境温度、湿度であったと推測できます。不幸中の幸いで、まだカビの根が革内部に浸透するほどではなく、表面に付着している程度であったためにクリーニングすれば綺麗に落とせるレベルでした。

 

 

ではbefore afterの写真でご覧ください。

 

[before]

   

[after]

 

わかりやすく白カビがついていますね。

 

[before]

 

[after]

 

本体のみに留まらずヒール部分にもカビが浸食していました。

 

[before]

 

[after]

 

内側もご覧の通りです。

 

[before]

 

[after]

 

ソール部分についたカビも綺麗に除去しました。

 

 

 

 

上記でも触れましたが、まだ白カビの根が革の内部に浸透する前でしたので革自体に傷みはなく、革の表面上についているカビをクリーニングで落とせば綺麗になる状態でしたので本当に良かったです。このまま放置してカビが革に浸透してしまうと、革の組織を分解していき、湿度で革を腐らせます。そして最後には指で触っただけで粉のようにボロボロと取れてしまうような状態になります。そうなってしまったらもう革と言えません。残酷ですが廃棄するしかなくなってしまいます。

そうなる前に！今回のご依頼主様のように早め早めのご相談で綺麗になります。また、保管ですが高温多湿な日本ですからできるだけ湿度を避けて、履かれない時は可能であれば湿度調整のしやすいエアコンがある部屋がいいです。レイアウト次第では、リビングにインテリア風に置いてもいいかもしれません。また、よくミンクオイルを塗られて保管される方がみえますが、適度であればいいのですが、過度に塗られるとカビのエサになりますのでカビの発生を促すことになりかねないので塗布には十分ご注意ください。

 

 

思い入れのある革製品は簡単には捨てられない！そんな方はぜひお気軽にご相談ください。ルイヴィトン、シャネル、グッチ、エルメス、プラダ、などのブランドバッグ、クロムハーツ、ロエベ、ミュウミュウ、ブルガリ、カルティエ、ヴィトン、エルメスなどのブランド財布、ソファー、革ジャン、各種革製品など施工例多数！全国より宅配便にてご依頼実績多数あります！特に猫爪ひっかき傷補修件数は北から南まで全国よりご依頼いただき群を抜いています！

直接ご来店できない方でもトップページにあります「ライン公式アカウント」で数枚お写真を送りいただくと概算のお見積りをさせていただきますので簡単です。もちろんお見積りは無料です！