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革修理ブログ
2022/02/16
[レザーコート] 全体補修染め直し
こんばんは。今回ご紹介させていただきますのは、レザーコートの全体補修染め直しです。長年着ないでしまっておいたジャケットをこれから着たいので綺麗にしてほしいとのご相談でした。
後ほどbefore after 写真をみればお分かりになりますが、革表面がスレて無くなっていました。まずは、無くなってしまっている革の表面を形成するところにとりかからねばいけません。レザーリペアをご存知ない方でもご想像していただければわかるかとおもいますが、革に表面が無い状態で形成材のような液状のものを塗布してもそのまま内部に浸透していくだけで、まったく修復できる以前の問題なのがわかるともいます。それを踏まえて写真をご覧ください。
ではbefore afterの写真でご覧ください。
[before]
[after]
パッと見だけでも表面が出来ているのがわかるかとおもいます。
[before]
[after]
こちらは袖部分です。革の表面があるのと無いの違いがお分かりでしょうか?
[before]
[after]
こちらは今回一番スレが多く、表面形成に時間がかかった肩の部分です。表面が形成されているのがよく分かります。
[before]
[after]
バックスタイルも綺麗に修復です。
私はよく「革の表面形成」という言葉をよく使います。今回のご説明や写真でご理解いただけたのではないでしょうか。表面が無ければ色をつけることも、綺麗に仕上げることもできません。また、表面形成までに至るまでもいくつかの工程がたくさんあります。レザーリペアというものは最近では知られてきてはいるものの、単純に色をつけるだけでは決してできません。そこには影でやらなければならないことがたくさんあることをご理解いただければ幸いです。
今後も、「直したい!」というお気持ちを大切に日々精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
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