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革修理ブログ
2021/11/11
[GUCCI] グッチのフォーマルバッグの全体補修
こんばんは。昨夜は寝ようと寝床に入るとなんと!蚊の飛ぶ音が。あれ嫌な音ですよね。というか、今は11月なんですけど・・・。さすがに11月に蚊の音を聞くとは思っていませんでした。本当に地球温暖化を身近に感じます。
さて、今回の御紹介はグッチのフォーマルバッグの全体補色補修になります。革素材はコードバンで、バッグの被せの部分に白いシミがついてしまったとのご相談でした。革はシミになってしまうと、布生地のようなシミ抜きのようなことができません。色を直そうとすると、色を入れてあげるしかありません。
今回、コードバンということで以前コードバンの施工ブログで触れましたように時間をかけて仕上げで磨いていきますが、色をつけるのに塗料、溶剤を使いますのでコードバンの場合は特に触り心地が変わる可能性があることをご了承いただき施工させていただきました。
また、ベルトがちぎれかけていましたので別の革で補強加工させていただきました。
ではbefore afterの写真でご覧ください。
[before]
[after]
正面向かって右側の被せに白いシミが確認できます。
[before]
[after]
内側に回せる構造でしたので被せに隠すように補強しました。
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後ろ側です。写真ではわかりませんが、細かなスレ傷はありました。
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よく見るとバッグ本体にもシミではありませんが小傷はありました。
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[after]
シミ部分のアップになります。
触り心地もそうですが、多少艶加減が鈍くなります。といってもそんなに違和感があるわけではありませんが、こればかりは感覚には個人差がり、主観が入るとおもいますのでお写真でご判断ください。今回はフォーマルなシーンでの出番が予測されますので、半艶くらいがちょうどいいかもしれません。
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