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革修理ブログ
2021/07/31
[CHANEL] 長財布の全体補修
こんにちは。今回はシャネル カメリア長財布の全体補修になります。長年ご使用されていたとのことで、やはり角のスレや全体スレによりそこから汚れが入り込んでいました。革は布生地のようなシミ抜きのようなことがでませんので、失ってしまった革表面を整えて形成後に色を補色させていただきました。
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カメリアの特徴でもある花柄が角の部分はスレて模様の溝が浅くなってしまっているのが残念ですが、色が戻ることで華やかさが蘇りました。今回、内側の小銭入れのファスナーの引手が合成皮革製で、経年劣化でナイロン生地のみになってしまっていたので、本革で作成して交換しました。ハイブランドでも内側は素材自体を薄くすることができて柔軟性をもたせやすい合成皮革になっていることが多いです。経年劣化というデメリットもありますが、革ではできない柔らかさを実現するためもあるのかとおもいます。引手はそれほどしなやかさは求めるパーツではありませんので今回はより長持ちする本革で取り替えさせていただきました。
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