革修理｜岐阜県の革修理なら革研究所 大垣店

こんばんは。このブログをみていただいている皆さんのなかには靴が好きという方も多いかとおもいます。私は死ぬほど好きというわけではありませんが、仕事とは関係なく靴を綺麗にすることは好きです。

 

というわけで、今回ご紹介させていただきますのはトラサルディの革靴の全体補修です。今回の御依頼主様は、約二年前程に一度同じ靴をご依頼いただきました。以前のご依頼内容は、全体補修、ハーフソール、ヒールの張り替え、かかとスベリの交換になります。そして二年履かれて、大分傷んできたので再度ご依頼いただきました。

今回も同じようなご依頼にはなりますが、ソールのベースがかなり擦り減っていましたのと、ハーフソールとヒールの間に割れがあり危険な状態でした。ソールのベース自体が割れてしまっているためオールソール張替え以外の選択肢はありません。加えてこれまでのセメント製法（アッパーとソールを接着材で貼り合わせて圧着加工したもの）では、履かれる頻度からみて再度剥がれてくる可能性もありましたので、マッケイ製法（ソールとアッパーを縫い付ける）で修理させていただきました。

 

 

ではbefore afterの写真でご覧ください。

 

[before]

   

[after]

 

全体の補修でスレ傷はなくなりました。

 

[before]

 

[after]

 

 

つま先は定番の傷修理箇所ですね。

 

[before]

 

[after]

 

 

反対側も同じような傷がありました。

 

[before]

 

[after]

 

写真では分かりにくいですが、ヒールの付け根あたりにひび割れがあります。ですので以前はハーフソール、ヒールの部分張り替えでしたが、今回はマッケイ製法でオールソール張替えです。

 

[before]

[after]

 

外観も綺麗になりましたが、ソール張替えにより厚みもでました。

 

 

 

 

今回二度目のご依頼品になりますが、ご依頼主様の靴への愛情を感じられずにはいられません。その思いもあって、せっかく長く履こうとご相談いただいたのに、つなぎのような修理では申し訳ないと今回オールソール張替えにさせていただきました。今回、ソールのベースに割れがあったと申し上げましたが、そのまま履いていたらいずれ底が折れて足首やアキレス腱を痛めるような怪我をされていたかもしれません。ご相談のタイミングとしては本当に良かったと今は感じています。

生まれ変わった靴。まだまだ活躍してくれそうです。

 

 

思い入れのある革製品は簡単には捨てられない！そんな方はぜひお気軽にご相談ください。ルイヴィトン、シャネル、グッチ、エルメスなどのブランドバッグ、ブランド財布、ソファー、革ジャン、各種革製品など施工例多数！全国より宅配便にてご依頼実績多数あります！特に猫爪ひっかき傷補修件数は北から南まで全国よりご依頼いただき群を抜いています！

直接ご来店できない方でもトップページにあります「ライン公式アカウント」で数枚お写真を送りいただくと概算のお見積りをさせていただきますので簡単です。もちろんお見積りは無料です！