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革修理ブログ
2021/09/29
[Louis Vuitton] エピのバインダークリーニングと内側色補正
こんばんは。早いもので明日で9月も終わりであさってからはもう10月ですね。しかし本日も岐阜は29.4度とまだまだ暑い日が続きます。皆様も朝晩の寒暖差で風邪などをひかれないように気をつけてお過ごしください。
さて、今回のご紹介はルイヴィトン エピのバインダーのおもて面クリーニングと内側の黒の色補正になります。おもて面は色褪せたりした箇所はあるものの、特に汚れがあったりするものではなかったので、とりあえず色は入れずに表面クリーニングにオイルメンテナンスを。内側の黒は所々小傷があり、色剥げもありましたので黒く色を入れて補正させていただきました。
今回はグリーンの色は入れていませんので写真では違いが分かりにくいかもしれませんが、表面の汚れが落ち極小さなスレにオイルが入り込むことで軽いスレは消えてしまいます。
ではわかりづらいbefore afterの写真でご覧ください。
[before]
[after]
はっきり言って写真では施工した私本人も違いがよく分かりませんが、オイルの輝きはわかります。
[before]
[after]
こちらはもっとわかりません。
[before]
[after]
こちらはおもて面に比べるとまだ分かりやすいかとおもいます。白っぽく剥げたり傷ついたりした黒がはっきりとした黒に色が綺麗になっていることがわかります。また、before写真では写っていませんが、真ん中の挟む金具も金属クリーナーで磨きをかけました。
[before]
[after]
ルイヴィトンのエピはバッグや財布、今回のようなバインダー等色々なものになっていますが、エピはフランス語で「麦」です。その呼び名のように風になびく麦の穂のような線の型押しが美しいのがエピレザーです。
このルイヴィトンエピレザーは、よく見ると表面の凹凸で微妙に違う色で色分けされている二色構成になっています。黒とかですとその違いはあまり分かりませんが、比較的明るめの色だとはっきりと二色が分かるものもあります。
当店で全体の色を入れ直すと一色になります。ただ、プラダのサフィアーノのように目立つ色分けではなく微妙な色であれば少し離して見たらあまり分からない色のエピもありますので色の補正をお考えの方がおみえになりましたら、一度現物確認させていただいてご説明させていただきますのでお気軽にご相談ください。もちろんお見積りは無料です!
思い入れのある革製品は簡単には捨てられない!そんな方はぜひお気軽にご相談ください。直接ご来店できない方でもトップページにあります「ライン公式アカウント」で数枚お写真を送りいただくと概算のお見積りをさせていただきますので簡単です。もちろんお見積りは無料です!